うま味インフォメーションセンター

活動報告

西村敏英理事長が女子栄養大学出版部90周年記念イベントで講演

2025.03.08

3月8日、うま味インフォメーションセンター(UIC)理事長で、女子栄養大学の教授である西村敏英博士は、東京都の女子栄養大学駒込キャンパスで開催されたイベント「栄養と料理Day」に招致され、講演会を実施しました。西村博士はこれまで、同出版部から多くの書籍を上梓しています。
主催: 女子栄養大学出版部

「これであなたも食レポ名人に!? ~科学的に正しいおいしさ表現の使い方~」と題したこの講演で西村博士は、おいしさに関する言葉として日常的に使われていながら、あいまいに理解されていたり、間違って使われたりしがちな表現をピックアップ。「うま味と旨み」、「味と味わい」、「コクとおいしさ」などを例に、その違いを科学的に、わかりやすく説明しました。さらに、食品の「コク」について、その定義とサイエンスを解説しました。

西村敏英UIC理事長(左)はコクのある食品を例に、コクとは何か、うま味物質がコクにどのような効果をもたらすかを解説しました。

講演会には、読者、筆者・制作関係、管理栄養士・栄養士、食関係者など220名が参加。食べ物のおいしさについて50年近く研究を続けてきた西村博士の話に、熱心に耳を傾けていました。
講演後は「よく理解できました」という参加者の笑顔が見られました。


西村博士のわかりやすい解説はこちらからも動画でご覧いただけます。
※1 「うま味と旨み」:
 間違いだらけのおいしさの表現Part1「「うま味」と「旨み」は同音異義語-うま味過ぎると旨くない-」

※2 「味と味わい」:
間違いだらけのおいしさの表現Part2「「味」と「味わい」の正しい使い方」

※3 「コクとおいしさ」:
間違いだらけのおいしさの表現Part5「食べ物の「コク」と「おいしさ」は違う」