緑茶にはうま味成分のアミノ酸の一種であるグルタミン酸やアスパラギン酸が多く含まれています。
グラフに示すようにグルタミン酸やアスパラギン酸の量は、玉露(上)が最も多く、一方ほうじ茶は少ないです。
*アミノ酸の一種であるテアニンは上級の茶葉に多く含まれており、緑茶のうま味を構成する成分であると言われてきました。しかし、純粋なテアニンにはうま味が感じられず「ほの甘い」味がします。テアニンは、うま味よりはむしろ共存するカフェイン、カテキン類の苦渋味を和らげる働きを持っているのではないかと近年の研究により考えられています。
(参考:平成21年度茶業試験研究成績報告会資料)
緑茶中の遊離アミノ酸量