日本の 郷土料理と うま味

宮崎県 の郷土料理

酢のしゅい
酢のしゅい

「酢のしゅい」は、おろした大根といわしを酢としょうゆで煮た温かい酢の汁物で、「しゅい」は「汁」のことです。旬の野菜と疲れをとる「酢」を使った郷土料理で「すんしゅい」「酢の汁」とも呼ばれ、餅つきの時などにお餅とともに食べられてきました。酢には強い殺菌力があり疲労回復にも効果があることは古くから知られており、江戸時代から米酢が大量に生産されて広く使われるようになりました。いわしには、EPAやDHAなどの不飽和脂肪酸が多く、ビタミンDは成人の一日の必要量の約5倍(100g中)も含まれており、昔から健康長寿の食べ物とされています。いわしは切り身や団子にしたりなど用い方は様々。いわしや大根のうま味がしみじみおいしい汁物です。

冷や汁
冷や汁

宮崎県の郷土料理「冷や汁」。もともとは夏の暑い時期、忙しい農作業や漁業の合間に手間をかけずに食べる料理でしたが、時代とともに炒りごまやみそをすり鉢ですったり、いりこをだしに使ったりするようになりました。 全国にも冷や汁に似た料理は存在しますが、豆腐を入れるのは宮崎ならでは。宮崎県民のソウルフードとして愛され続けています。

夏にいただく冷や汁は絶品です。冷たい汁物は、いつもよりもしっかりとうま味を効かせることが、美味しく仕上げるコツです。うま味たっぷりの出汁で貴重なタンパク質源である豆腐もおいしくなります。