古くから一般的には、法事や彼岸の際に供されていた徳島県の郷土料理「ならえ」。大根、にんじん、油揚げ、ごま、れんこん、干ししいたけ、こんにゃくの7つの食材を三杯酢で和えて作るため、名前の由来は「七つの食材を使っているから」とも言われます。さらに、もともとはここに野菜を塩漬け、酒粕漬けにする「奈良漬け」が入っていたとされており、徳島では奈良漬けを「奈良和え」、あるいは「ならえ」と呼んでいたことから、この名が付いたとも言われています。栄養豊富で家庭で手軽に作れることから、今でも家庭料理や行事食等で広く親しまれています。
干ししいたけの戻し汁とだし汁のうま味がしみ込んだ具材と合わせ酢が相性抜群の料理です。
出典:農林水産省Webサイト『うちの郷土料理』をもとに作成
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/44_13_tokushima.html