琵琶湖には冬が近くになるとシベリアからマガモが飛来してきます。長い距離を旅して身が引き締まり、冬の寒さから身を守るために脂が多くついたマガモは、しっかりとした歯ごたえと脂身の甘さが特徴で、豆腐やねぎ、白菜などの野菜と一緒に煮込む鴨鍋は人気料理です。もともと琵琶湖のカモは、魚用の仕掛け網にかかったものを魚屋さんが扱うものでした。現在は冬期に限って猟が許されており、鴨料理は11月から3月までの季節限定となっていますが、近年では天然のマガモを飼育・販売しているところもあります。
冬の寒い時期にいただく鴨鍋は絶品ですね。鴨や野菜類からうま味成分は鍋の中に溶けだして、脂身の甘さとマッチして美味しくなります。うま味がたっぷりあるものを食べると身体があたたまりますね。