日本の 郷土料理と うま味
大阪府 の郷土料理

ハモ鍋

ハモ鍋

二十四節気の「夏至」、文字通りこの頃から夏の盛りに向かっていきます。今回は、大阪や京都の夏の祭りに欠かせない「ハモ」の郷土料理「ハモ鍋」です。海の幸に恵まれた大阪泉州地域では、ハモは古くからなじみのある食材で、ハモ鍋もよく食されてきました。ハモの頭と骨で出汁をとり、玉ねぎとじゃがいもを入れるのが泉州流。出汁のうま味と玉ねぎの甘みが鍋いっぱいに広がって、淡白なハモとよく合います。

出典:農林水産省Webサイト『うちの郷土料理』をもとに作成
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/39_24_osaka.html

材料

(4人分)
ハモ 1尾分
玉ねぎ 大2個
じゃがいも 1個
A{だし汁 3カップ うす口しょうゆ 大さじ6 みりん 大さじ4 酒 大さじ4} 

つくり方

① ハモは骨切りしたものを3cm幅に切る。

② 玉ねぎは、たて半分に切り、6mm程の幅に切る。じゃがいもは、たて半分に切り、1cm程の幅に切る。

③ 鍋にAを煮立て②を入れ、沸騰したら①を加える。
*ハモだし汁の作り方
魚焼きグリルにハモの頭と骨を並べ、強火で軽く香ばしい色がつくまで焼く(3~5分)。
鍋に水、昆布、酒、焼いたハモの頭と骨を入れ、強火にかけ、沸騰したら弱火にし、ときどき灰汁をすくいとる。ザルなどを使って昆布とハモを取り除く。
*好みで上にみつばを散らしても良い。

POINT

昆布とハモの骨と頭でとっただし汁を使用しますが、昆布とかつお節でとる一番だしや、和風顆粒だしでも代用できます。顆粒だしを使用する場合は、しょうゆを減らして塩分を調整してください。