出汁で溶いた小麦粉の生地に、細かく切ったキャベツや肉、イカなどを入れ、鉄板で平たく両面を焼いたもの。たこ焼きと並んで、なにわのコナモン(粉食)文化を代表する料理である「お好み焼き」。そのルーツは、安土桃山時代に千利休が催した茶会に供された「麩の焼(ふのやき)」という茶菓子だといわれています。江戸時代末期から、明治時代にかけて溶いた小麦粉を鉄板で焼いて食べる習慣が根付いたことや、飲食店らの工夫により、現代のお好み焼きに近づいていったとされています。大阪の名物として全国に広く知られるようになったのは昭和30年代の終わりから40年代にかけてのこと。チェーン展開したお好み焼き店が、“大阪名物”として売り出したことが要因とされています。
なじみ深いお好み焼きも、うま味のある具材を組み合わせて活用することでより美味しく頂けます。
出典:農林水産省Webサイト『うちの郷土料理』をもとに作成
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/39_20_osaka.html