日本の 郷土料理と うま味
新潟県 の郷土料理

竹の子汁

竹の子汁

新潟県の郷土料理「竹の子汁」は、「姫たけのこ」と呼ばれる千島笹(チシマザサ)の若芽を使った味噌汁です。夏の兆しが見え始めるころを二十四節気では「立夏」といいますが、このころ新潟県の山深い地域では「姫たけのこ」と呼ばれる千島笹(チシマザサ)の若芽が採れはじめ、「竹の子汁」にして食します。出回るのが一時的なため、地元の人はこの時期を楽しみにしているそうです。サバ缶が入っているのが特徴で、サバ缶を加えることでうま味とコクが増し、栄養価も高まります。

出典:農林水産省Webサイト『うちの郷土料理』をもとに作成
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/takenoko_jiru_niigata.html

材料

(5人分)
姫たけのこ 10本
じゃがいも 中2個
にんじん 中1本
玉ねぎ 中2個
サバ缶 1缶
卵 1個
みそ 90g
水 800ml
長ねぎ お好みで

つくり方

① たけのこは、節を避け3cm程に切る(上の方は細くなっていくので長めに切る)。

② じゃがいも、にんじん、玉ねぎは、5mm程のいちょう切りにする。

③ 鍋に水を沸かし①②を入れて、じゃがいもとにんじんが好みのかたさになるまで煮る。 
④ サバ缶をほぐして汁ごと入れ、みそを溶く。溶き卵を流し入れる。好みで長ねぎを小口切りにして散らす。

POINT

・今回は水煮の姫たけのこを使用しましたが、生の姫たけのこが手に入る場合は、①の工程で下茹でをしてアクを抜いてください。