日本の 郷土料理と うま味
石川県 の郷土料理

なすのオランダ煮

なすのオランダ煮

二十四節気で秋を感じはじめるころとされている「立秋」(8月8日~22日)。立秋頃は夏野菜であるなすが旬を迎えます。なすを使った石川県の郷土料理「なすのオランダ煮」をご紹介します。
石川県でなすの収穫期になると食卓に上がるのが「なすのオランダ煮」。長崎県を経由して伝わった西洋の調理法が「オランダ煮」の名の由来だといわれています。アク抜きしたなすを、だし汁やしょうゆ、砂糖で甘辛く煮こむシンプルな料理で、なすは丸ごと使うことが多いです。

石川県では、なすとそうめんを煮こんだ「なすそうめん」と並ぶ夏の味覚として親しまれており、冷たくしてもおいしくいただける「立秋」(8月8日~22日)の時季にぴったりの一品。出汁のうま味がしっかりと染みたなすを是非お試しください。

出典:農林水産省Webサイト『うちの郷土料理』をもとに作成
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/nasunoorandani_ishikawa.html

材料

●材料(4人分)
なす 8個
赤唐辛子 少々
A{だし汁 1と1/2カップ うす口しょうゆ 大さじ2と1/2 日本酒 大さじ1 砂糖 大さじ1 塩 小さじ1/3}

つくり方

①なすはヘタを取り、縦半分に切って格子状に切り込みを入れる。水に浸けてアク抜きをし、沸騰した湯に入れてゆで、ゆで汁をこぼし水にとる。

②Aを煮立て、①と小口切りの赤唐辛子を入れて煮含める。

POINT

・仕上げにごま油をまわしかけてもおいしくめしあがれます。