日本の 郷土料理と うま味
愛知県 の郷土料理

ふきの煮つけ

ふきの煮つけ

愛知県の郷土料理「ふきの煮つけ」は、家庭や学校給食などで親しまれている料理です。
現在、流通しているふきの多くが、愛知県の伝統野菜の「愛知早生(わせ)ふき」で、知多半島が一大産地となっており、その歴史は明治中頃までさかのぼります。現在は10月から翌年1月に収穫する「秋ふき」と、2月から5月に収穫する「春ふき」が生産されています。
4月上旬から中旬にかけて、二十四節気では「清明」と言い、これは「清浄明潔」ということばの略で、全てのものが清らかで生き生きしているという意味です。この時期にとれる「ふき」を、うま味たっぷりのだし汁とともに味わってみませんか。

出典:農林水産省Webサイト『うちの郷土料理』をもとに作成
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/fukinonitsuke_aichi.html

材料

(4人分)
ふき 200g
A{だし汁 150ml 白醤油 大さじ1強 酒 大さじ1 みりん 大さじ1}

つくり方

①ふきは塩(分量外)をまぶしてまな板の上で板ずりする。

②フライパンに湯を沸かし①を5分ほどゆでて冷水に取る。薄皮を丁寧にむき、4cmの長さに切る。

③鍋にAを沸かし、②を入れて落し蓋をして10分ほど煮る。そのまま煮汁につけて冷ます。

POINT

・①の板ずりは、手のひらでふきを押さえながらまな板の上で転がします。塩の分量はふき4~5本に対して大さじ2くらい。色があざやかになり、皮がむきやすくなります。
・だし汁は、昆布とかつお節でとる一番だしを使用しましたが、和風顆粒だしでも代用できます。その場合はしょうゆを減らして塩分を調整してください。