日本の 郷土料理と うま味
栃木県 の郷土料理

五目飯

五目飯

栃木県の郷土料理「五目飯」は、かんぴょうをはじめ、干ししいたけ、にんじん、ごぼう、絹さや、油揚げや錦糸卵など、色とりどりの食材が使われ、祭りや農家の休日などの特別な日に作られてきた伝統料理です。
主な食材となるかんぴょうは、日本の生産量の99%以上が栃木県産、全国1位(2018年農林水産省調べ)で、特に県南地域で栽培が盛んにおこなわれている栃木県を代表する特産品です。ゆうがおの実を薄くひも状にむき、太陽光に当て干し上げた乾物で、カルシウム、カリウムなどが多く含まれ、食物繊維も豊富です。

出典:農林水産省Webサイト『うちの郷土料理』をもとに作成https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/31_13_tochigi.html

材料

(4人分)
米 300g(2合)
にんじん 50g
ごぼう 25g
干ししいたけ 中3枚
かんぴょう 25g(もどして約150g)
油揚げ 1枚
錦糸卵 卵1個分
絹さや 適量
紅しょうが 適量
のり 適量
サラダ油 大さじ2
A{だし汁 200ml 砂糖 大さじ3と1/2 しょうゆ 50ml 酒 大さじ1と1/2

つくり方

① 米はかために炊く。
② 干ししいたけは水で戻して千切り。かんぴょうはさっと水洗いをして塩(分量外)でもみ、水に5~10分浸した後、洗い流して2cmに切る。油揚げは熱湯をかけて油抜きをして千切りにする。

③ にんじん、ごぼうをささがきにして、ごぼうは水に浸してアクを抜く。
④ 鍋にサラダ油を熱し、②と③を炒め、Aを加えて煮含める。

⑤ 炊き上げたご飯に④をのせて5分蒸らし、全体をよく混ぜ合わせて器に盛る。錦糸卵、ゆでた絹さやの千切り、紅しょうが、のりを飾る。

POINT

・かんぴょうは塩もみをすることで火の通りがよくなるので、弾力がでるまでよくもみます。
・Aのだし汁はかつお節と昆布の一番だしを使用しましたが、干ししいたけの戻し汁も活用できます。