日本の 郷土料理と うま味
秋田県 の郷土料理

じゅんさい鍋

じゅんさい鍋

じゅんさいは淡水の沼や池に生育しており、水面に丸い葉を浮かべるスイレン科の水草の一種。春から夏にかけて鮮やかな緑の葉を伸ばし、茎から出てくるゼリー状の新芽を食します。三種町は日本有数のじゅんさいの産地で、箱舟に乗ってひとつひとつ丁寧に手摘みする作業は夏の風物詩となっています。つるりとしたのどごしとぷりっとした食感が特徴のじゅんさいは、鶏肉との相性が大変よいです。食材のうま味だけでなく食感も楽しめる夏の鍋料理です。

出典:農林水産省Webサイト『うちの郷土料理』をもとに作成
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/29_16_akita.html

材料

(4人分)
じゅんさい お好みの量
地鶏 300g
ごぼう 150g
きのこ(しいたけ、しめじ、まいたけ等)200g
長ねぎ 3本
糸こんにゃく 200g
せり 150g
豆腐 半丁
鶏がらスープ 800ml
しょうゆ 60ml
酒 少々

つくり方

① 地鶏はひとくち大、ごぼうはささがき、きのこはほぐす、長ねぎは斜め切り。糸こんにゃく、せり、豆腐は食べやすい大きさに切っておく。

② 鶏がらスープを鍋で沸騰させ、地鶏とごぼうを火が通るまで煮る。アクをすくい、しょうゆと酒を入れる。
③ 糸こんにゃく、きのこを入れ2~3分程煮てから、長ねぎ、せり、豆腐を入れる。

④ じゅんさいは食べる分だけ入れて、煮えたら他の具材とともに取り分ける。

POINT

・鶏ガラスープは、鶏ガラ1羽分を煮だして作りますが、市販の鶏がらスープで代用可能です。その場合は、しょうゆを半量程度に減らして塩分を調整してください。
・じゅんさいは、火を通しすぎないのがおいしく食べるポイントです。